配信 IWJ_HOKKAIDO きたネットは開催に協力しました。
福島第一原子力発電所事故による放射能汚染が今後、どのような影響をもたらすのか、チェルノブイリ原子力発電所事故を踏まえたドイツの専門家を招いてお話を伺います。通訳もあり、質疑も行います。
講演会:ドイツからみたフクシマ~放射能汚染の影響を考える~
日時:10月1日(土)10時~12時
会場:コミュニティスペース
(札幌市中央区南9西3丁目1-7 環境NGO ezorock 事務所1階)
講師:セバスチアン・プフルークバイル博士
オイゲン・アイヒホルン教授
(プロフィールは下記参照)
参加費:500円
定員:20名
主催:ドイツのエネルギー政策を勉強する会
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講師のプロフィール
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○セバスチアン・プフルークバイル博士(Dr. Sebastian Pflugbeil)
(ドイツの物理学者・放射線防護会の会長)
1989年以前、旧東ドイツの学術アカデミーで医療関係物理学を仕事分野に。
1989年以後、ドイツ統一の過程の中、暫定政府であった「円卓会議」で大臣として入閣。統一直後、ベルリンの市議員。
チェルノビリ事故の諸結果についての専門家。数年間にわたり現場調査。大部分において恥知らずの公式報告の再検査。
放射線防護会(GfS)の会長。放射線防護会は、社会批判に徹した独立した協会として1986年末以来「放射線テレックス」(Strahlen-Telex)を出版し、(今年4月の25周年のものを含めて)数回のチェルノビリ会議を企画運営し、原子力発電所の周辺における子どもの癌発病率の増加を集中的に調査してきた。ウクライナやベラルーシ、ロシアなどの批判的科学者と長年の協力。
社会民主党・緑の党の連立政権に委託された、原子力発電所周辺における子どもの癌発病率増加についての研究調査(KiKK調査)において独立した専門家。
旧東ドイツのウラン鉱の放射線被害を受けた労働者の損害賠償起訴の被害者側に依頼された鑑定者。
2004年夏学期以来ベルリンで提供されてきたヒロシマ・ナガサキ・ピーススタディコースにおいて、人体に対する放射線の影響について講義をする。その分野は国内外の当局における隠ぺい作業の解明を含む。例えば、ICRPやIAEAの役割、それから彼らによってチェルノビリの害悪を些細なことに見せかける努力などをも扱う。
○オイゲン・アイヒホルン教授(Prof. Eugen Eichhorn)
(数学者、日独平和フォーラムの会長)
学歴:1980年代までソフトウェア・エンジニア、その後、当時のベルリン工科専門大学(TFH Berlin)(現在、Beuth Hochschule für Technik Berlin、略:BHT)でエンジニアや数学者の数学的基礎教育の教授。数学・物理学・化学学部の学部長として(1997年~2005年)「ボロニャ・プロセス」に携わる。2010年定年退職。
Concerned Citizen ("CC")としての活躍:1960年代末から多彩にわたった市民活動。例えば、One World(ラテンアメリカや南アフリカなど)、人権(ブラジル、アルゼンチン)、旧西ドイツの反原発運動、特にヴィルとヴァケルスドルフにおいて。1980年代の平和運動に参加。
1987・88年、小田実の音頭取りではじまった日独平和フォーラムの設立者の1人。多くの討論会やシンポジウム、展覧会(もう一つの日本、沖縄など)。ドイツと日本の市民運動との間の交流。15回以上来日。
現在日独平和フォーラムの中心的プロジェクト:2001年以来、兵役義務拒否者(KDVer, Zivisとも呼ばれている)や「外国におけるボランティア社会年」(FSJI)および「外国におけるエコロジー年」(FOJ-I)などのプログラムでドイツの若者を日本の施設に派遣。(日本駐在ドイツ大使のシュタンツェル博士の後援。)
2004年以来毎学期:BHTベルリンのヒロシマ・ナガサキ・ピーススタディコースで軍事的・民間的「原子村」について、ヒロシマ・ナガサキの記念(原爆文学など)について、平和文化の前例(秋葉市長のヒロシマ平和宣言2001年)についての講義。
ベルリンの「世界平和奉仕」協会の理事会の一員。
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